不動堂
山門より東、約80メートルほど離れたところに不動堂があります。明治17年再建の堂宇で、本尊の不動明王ならびに二童子像は、幕末の深大寺炎上の際にその難を逃れ、 以来深大寺の仮本堂に安置されていたことが深大寺所蔵の『不動堂再建願』なる文書の記載から判明しています。
幕末の頃より不動堂には独自の信徒講中が組織されていたようで、堂宇の再建も信徒の力によるところが大きかったようです。
不動堂境域には、東京都の名湧水57選にも入る「不動の滝」など、見どころも多く、毎月28日には深大寺僧侶によって不動護摩供が修されます。